ミラノ

ミラノはイタリア北部にあり、ミラノ県の県都 / ロンバルディア州の州都 である。イタリアには県および県に相当する区画が107あり、20の州に属している。
イタリアを代表する都市の一つで、商業 / 工業 / 金融 / 観光 の街として国際的に知られている。古くから服飾 / 繊維産業 などファッション関連の産業が盛んで、近年は航空産業 / 自動車産業 / 精密機器工業 なども発達している。イタリア最大級の経済地域を形成している。人口は約130万人で、首都・ローマに次ぐ。日本の稚内市とほぼ同緯度に位置するが、最寒月の平均気温はおよそ5℃程度と比較的温暖である。

ドーモに続く町並み
ミラノ大聖堂
ミラノ大聖堂側面

ミラノ大聖堂はミラノの象徴であり、中心部のドゥオーモ広場に位置している。500万人のカトリック信者がいる世界最大の司教区であるミラノ大司教区を統括する。古代からあったサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の場所に、1386年に建設が始まった。約500年後の1813年に、ミラノ公国を征服したナポレオン・ボナパルトの命令によりフランスの資金で完成した。
第2次世界大戦中の1943年にミラノは爆撃を受けたが、この建物は連合国側の判断で爆撃を逃れた。
空挺部隊が落下傘で降下したら、針塔に突き刺さりそうである。

ガレリアのアーケード

ドゥオーモ広場の北に、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリアがある。1865年~1877年に掛けて建設された。ミラノを訪れる観光客が必ず訪れるショッピング街で、観光名所である。

ガレリアのアーケードが交差するところ
ガレリアのアーケード北側
ガレリアのアーケードを抜けると、ミラノスカラ広場がある。
マンゾーニ通り
スカラ広場の西側に市電が走るマンゾーニ通りがある。画像左手の茶色い建物はスカラ座 / 右手はスカラ広場 になる。スカラ座は歌劇場であり、1776年に焼失した初代の宮廷劇場以来の伝統を持つイタリアオペラ界の最高峰とされる。現在の建物は2代目で、1878年にサンタ・マリア・アッラ・スカラ教会のあった場所に建設された。
バイクが逆走して市電と衝突する様に見えるが、市電や車は右側通行である。