ヴェネツィアW(サン・マルコ広場浸水)
左下に見える白い線が海との境界
9月19日(木)ヴェネツィアは、午前中は小雨が降り続いていた。10:30頃サイレンが鳴り響き、土嚢を積んだ荷車が慌ただしく通る。すぐに海岸に向かうと、波が岸を洗い始めていた。
11:00頃、ゴンドラに乗るため乗り場に向かう。11:30頃乗船する。12:00頃、乗り場に戻れず途中で降ろされる。増水のため、橋の下を潜れなくなった様だ。
サン・マルコ広場を囲む建物の回廊
サン・マルコ広場に向かう。建物の回廊は2/3は水浸しで、観光客は建物側を1列に並んで通っていた。
水浸しのサン・マルコ広場
サンマルコ広場に大勢いた観光客は、濡れない場所に避難していた。

ギャングウェイ
海水がこないコッレール博物館に非難する観光客
観光客は、組まれた「ギャングウェイ」と呼ばれる歩道橋の様な通路を移動していた。
中央の白い線が海との境界

海岸に向かうと、波が押し寄せている。サン・マルコ広場の浸水は海岸から流れて来たものではなく、湧き出る様に水かさが増える。

ドゥカーレ宮殿

13:30頃には水が引き始め、組まれた「ギャングウェイ」は観光客のベンチとなっていた。
ヴェネツィアは地盤の弱さとプレートの沈み込みにより、徐々に沈み続けている。10月から1月に掛けて、ヴェネツィアは「アクア・アルタ」と呼ばれる高潮のシーズンが続く。
少し早い9月19日、不謹慎であるが浸水を見られて想い出となった。