ヴェネツィアT
ヴェネツィアは、007シリーズの第2作「ロシアから愛をこめて(1963年)」のラストシーンやアンジェリーナ・ジョリーのツーリスト(2010年)」などの舞台になったところである。
東京オリンピック前年の1963年は中学生で、ジェームス・ボンドバックと呼ばれていたもので友人と塾に通っていた。時々外人さんから、「ジェームス・ボンドバック」と指さされてご満悦であった。英語は苦手でも、「From Russia with Love」はすぐに覚えられた。
ヴェネツィアに到着する前、道路と並走する列車に追い抜かれる。「ツーリスト」で、ロンドン警視庁・金融犯罪課チームのエリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)とアメリカ人数学教師のフランク・トゥーペロ(ジョニー・デップ)が同席するシーンを思い浮かべる。
桟橋で船を待つ人達

ヴェネツィア本島に車で行くことはできず、ヴァポレットと呼ばれる水上バスや水上タクシーを利用する。

17:30頃、ホテルに到着。船着き場から直接ロビーに入れる様になっている。宿泊したグランドホテル メディテラネオの部屋は5階で、4階までしかないエレベータから階段となる。部屋の2ヶ所ある窓を開けると、船が通る運河や町並みが眺望できた。
窓の前に見えた瓦は、ホテルの部屋に侵入してきたマフィアのレジナルド・ショーの部下から屋根伝いに逃げるフランク・トゥーペロが踏みしめた瓦と同じ形状であった。
就寝前にマット・モンロー「ロシアから愛をこめて」を聴く。擦り減ったレコードからデジタル化したので、盛り上がりはいまいちだった。
翌朝は4時半頃起床する。絶好な位置に街路灯があり、5時頃から撮影を始める。画像は5時45分頃、薄明るくなった頃。すぐに街路灯は消えてしまった。