ロンドン車窓
ロンドンの観光地は、クイーンメアリーローズガーデン / 大英博物館 / ピカデリー・サーカス を訪れる行程であった。ロンドン塔 / ウェストミンスター寺院 / ビック・ベン / 国会議事堂 はツアーバスからの味気ない車窓であった。ツアーバスの座席の反対側に見えた場合、全体が見づらい施設もあった。小旗の後に続く観光客を見て、羨ましく思った。
テムズ川

テムズ川はイギリスの南イングランドを流れる川で、ロンドンを北海に繋いでいる。グロスターシャーのコッツウォルズにある丘の近く、ケンブルに水源がある。346kmの長さがある。

左:ロンドン塔 / 右;タワーブリッジ

タワーブリッジは、1894年に竣工したテムズ川に架かる跳開橋。可動部分は初期は蒸気機関で、水をパイプに通して跳開部の端に水圧を掛けシーソーの原理を利用して開閉していた。

ロンドン塔

ロンドン塔は、ロンドンを流れるテムズ川岸のイースト・エンドに築かれた城塞である。1066年にイングランドを征服したウィリアム征服王は、ロンドンを外敵から守るため1078年に堅固な要塞の建設を命じた。約20年で完成する。リチャード1世が城壁の周囲の濠の建設を始め、ヘンリー3世が完成させた。1625年まで国王が居住する宮殿として使われ、最後に居住した王はジェームズ1世と云われている。
1282年からは、身分の高い政治犯の収監 / 処刑 する監獄としても使用され始めた。14世紀以降は、政敵や反逆者を処刑する処刑場となった。第二次世界大戦中にドイツから単独で飛来し捕虜となった副総統・ルドルフ・ヘスが1941年から1944年まで勾留され、最後の塔の収監者となった。