越前国府跡
本興寺
本興寺本堂
JR北陸本線・武生駅前を通る196号線(北国街道)を北に進み、すぐのT字路を左折して西に進む。5分ほどすると、右手に延穂元年(1489年)創建の本興寺がある。この辺りは708年〜1100年代まで越前国府があったところで、約800m四方の範囲だったと云われている。
長徳2年(996年)越前守に任官した藤原為時が家族を伴い赴任した。家族は廓内にある国主館に住んだと云われている。
藤原為時の次女は、長徳3年(998年)藤原宣孝に嫁ぐため京都に戻むまでの1年半をここで過ごした。
案内板 紫式部ゆかりの紅梅
紫式部ゆかりの紅梅
境内に“紫式部ゆかりの紅梅”がある。藤原為時の次女は京都に戻るときに、梅を植えたと云われている。植えた梅は白梅だったが、亡くなった後に娘・賢子(大弐三位)が母を偲んで紅梅を植えたと云われている。現在の紅梅は4代目で、樹齢200年を超える老木で高さ10mほどある。
本興寺門
往路を戻り、すぐの十字路を右折して南に進む。5分ほどの十字路南東側に武生天王郵便局がある。風景印は、日野山 / 昭和42年(1967年)復元の金灯篭 / 菊人形 の図柄になっている。
武生天王郵便局風景印
武生天王郵便局から190号線を東に進む。2つ目の交差点を左折して196号線(北国街道)を北に進むと、すぐ右手に武生駅がある。