八高線

八高線(はちこうせん)は昭和9年(1934年)に全通、八王子駅から倉賀野駅までを結ぶ路線。倉賀野駅を始発・終着とする旅客列車はなく、隣駅の高崎駅に乗り入れている。昭和40年(1965年)頃に首都圏でSLの撮影が出来る路線は、総武本線 / 内房線 / 外房線 / 成田線 / 八高線 だった。9600 / C58 / D51 が貨物列車を牽引いていた。

9600形は大正2年(1913年)から製造された貨物列車牽引用のテンダー式蒸気機関車。機関車に炭庫や水槽を装備するタンク機関車に対し、炭水車(テンダー)が接続された機関車。9600形の番号は1番目が9600 / 2番目が9601 となっている。9700形が既に存在していたため、101番目は19600形となっている。770両製造され、最終番号は79669 になっている。
数ある蒸気機関車で、お気に入りの機種である。画像は待機中の69636号機。
59669号機
69636号機
C58
バック運転のD51 141
D51 207
D51 646
D51 670
D51 817(拝島駅)
D51 817
D51 870

青梅線 / 五日市線 / 八高線 / 西武鉄道・拝島線 が交わる拝島駅には、貨物用直流電気機関車EF11も見られた。画像は1号機。EF11形は、昭和10年(1935年)〜昭和12年(1937年)に4両が竣工した。1号機〜3号機は角型の車体になっている。昭和49年(1974年)全車廃車、保存機はない。

昭和33年(1958年)旅客列車は気動車化され、キハ20系やキハ30系が活躍していた。画像はキハ20系。
キハ20系
キハ30系は大都市近郊の非電化通勤路線に投入された気動車で、3扉になっている。