水戸街道ぶらり旅 No.05 取手駅-(約7km)-藤代駅
2017年 2月10日(金)10:30 晴
取手駅 旧取手宿本陣 念佛院 阿夫利神社 吉田八幡神社 照谷寺 相馬神社 愛宕神社 藤代駅
取手駅東口から東へ、すぐの交差点を左折して267号線を南へ進む。すぐに11号線(旧水戸街道)に突き当たり、左折して南西へ進む。
JR常磐線・取手駅スタンプ
すぐの交差点の東側に、明治元年(1868年)創業の奈良漬の新六 / 隣に明暦元年(1655年)創業の田中酒造 がある。田中酒造の「君萬代」は、明治17年(1884年)明治天皇が牛久での陸軍射撃演習に行幸の際に下賜された銘柄。
奈良漬の新六 / 田中酒造
旧取手宿本陣表門 旧取手宿本陣主屋

田中酒造から5分ほどすると、左手に旧取手宿本陣の染野家(無料施設)がある。寛政6年(1794年)に火災で焼失、主屋は寛政7年(1795年) / 表門は文化2年(1805年) に再建されたもの。金・土・日のみ見学ができる。

旧取手宿本陣からすぐの交差点を渡った右手に、寛永3年(1626年)創建の八坂神社がある。拝殿は天保3年(1832年)築。
八坂神社
交差点を右折して八坂神社境内沿いの道を南へ進む。すぐの十字路を右折すると、すぐ右手に取手一郵便局がある。風景印は、取手宿本陣 / 市木・モクセイ の図柄になっている。
取手一郵便局風景印
交差点まで戻り南東へ進むと、すぐ左手に念佛院がある。
念佛院
念佛院からすぐの交差点から、旧水戸街道は左斜め方向へ進む。5分ほどすると、左手に水戸街道道標がある。左側面に「江戸与利十里八丁」と彫られている。
古民家 水戸街道道標
水戸街道は東へ曲がるが、北側に「新道 阿夫利神社」石柱がある。左折すると、正面に昭和13年(1938年)創建の阿夫利神社が見える。
新道 阿夫利神社 石柱 阿夫利神社
吉田八幡神社
梅と吉田八幡神社鳥居 待道神社

東へ曲がる旧水戸街道を進む。すぐの東4丁目交差点で11号線と交差する。さらに5分ほどの交差点を越え、すぐに左斜め方向へ進む。すぐ左手に永禄元年(1558年)創建の吉田八幡神社が見える。参道は少し先から戻る様に続いている。鳥居手前に梅の木 / 鳥居を潜った左手に待道(まちどう)神社がある。

吉田八幡神社から10分ほどすると、右手に推定樹齢202年の保存樹木・サイカチ / 水戸街道道標 がある。

サイカチ 水戸街道道標

水戸街道道標から少し左方向に向きを変える。この先はほぼ直線の道が、藤代宿入口辺りまで続く。ところどころに家屋があるが、田畑しかないところは冷たい風が強い。すぐの交差点を越えた右手に、吉田消防署がある。10分ほどの相野谷川に架かる土橋を渡った右手に、水戸街道道標がある。街道側の左側面に「来應寺七丁」と彫られている。背面はガードレールが邪魔で、「江戸」以下は解らない。

水戸街道道標
石仏石塔群 旧水戸街道標柱

水戸街道道標からすぐの左手に石仏石塔群 / すぐ左手に旧水戸街道標柱 と続く。石仏石塔群は不自然な配置で墓碑なども見られ、街道沿いにあった墓地のものかも知れない。旧水戸街道標柱の右側面に、水戸街道の案内が記載されている。

旧水戸街道標柱から5分ほどすると、左手に石祠と不動明王 / すぐ右手に六郷村耕地整理竣功記念碑 と続く。

石祠 / 不動明王 六郷村耕地整理竣功記念碑
六郷村耕地整理竣功記念碑から10分ほどすると、街道に張り出した木がある。ここのT字路を左折すると、突き当たりに慶長15年(1610年)創建の照谷寺がある。
街道に張り出した木 照谷寺

旧水戸街道に戻り、北東へ進む。15分ほどすると、JR常磐線を旧陸前浜街道踏切で渡る。陸前浜街道の名称は、明治5年(1872年)に定められた公道名。

旧陸前浜街道踏切
旧陸前浜街道踏切から10分ほどすると、藤代宿に入る。旧水戸街道は、直角に南東方向に曲がる。
直角に南東方向に曲がる手前
水戸街道 7番 藤代(ふじしろ)宿
所在地:茨城県取手市藤代〜片町付近

天和年間(1681年〜1683年)から貞享年間(1684年〜1687年)の時期に、藤代宿は水戸街道の宿場町になった。初期の水戸街道は、我孫子宿から利根川右岸を下流に通じていた。布佐で利根川を渡り、龍ヶ崎を経由していた。水戸街道の若柴宿付近に通じていた。藤代宿は宮和田宿との合宿で、それそれ本陣が置かれていた。藤代宿本陣は藤代中央公民館となっている場所にあったが、宮和田宿本陣があった場所は解らなくなっている。

桝形の左手に、元享元年(1322年)創建と云われる八坂神社が始まりの相馬神社がある。八坂神社は、藤代宿・宮和田宿の総鎮守であった。明治40年(1907年)富士神社と合併、明治41年(1908年)相馬神社に改称する。隣接する右手に、高蔵寺がある。
相馬神社 高蔵寺

旧水戸街道を東へ進む。すぐ左手にある耐震補強と改修工事中の藤代公民館は、藤代宿の本陣があったところ。昭和30年(1955年)に取り壊された。5分ほどの右手に、寛永15年(1638年)創建の愛宕神社がある。

愛宕神社
愛宕神社からすぐのT字路は、藤代宿と宮和田宿の境にあたるところ。

T字路を右折して南へ進むと、すぐ左手に信楽寺の本堂が見える。すぐに突き当たるJR常磐線・藤代駅前を左折して、線路沿いに進む。すぐに左折すると、すぐ左手に信楽寺山門がある。

信楽寺
藤代駅前から西へ5分ほどのところに、藤代郵便局がある。風景印は、茨城百景の岡堰 / 筑波山遠望 が図柄になっている。
藤代郵便局風景印