東海道53次 No.28 新居町(あらいまち)駅-(約16km)-二川(ふたがわ)
2009年11月21日(土) 晴
東海道53次 31番 新居宿
所在地:静岡県新居町
天保14年(1843年)資料
人口:3474人 家数:797 本陣:3 脇本陣:0 旅籠:26 問屋場:1
新居関跡案内看板 浜名橋 新居町消防団
新居関所
旅籠・紀伊国屋資料館 新居関所面番所

新居町駅南口から、以前は浜名湖だった1号線を西へ進む。舞阪からおよそ1里は、渡船になっていた。栄町交差点で1号線は南西へ、旧東海道は直進して301号線を西へ進む。常夜燈が立つ浜名橋を渡ると、古い街並みを意識した建物が見られる様になる。右手に櫓造りの新居町消防団の建物がある。その先に新居関所跡 / 奥に新居関資料館 がある。新居関所跡地には、面番所 / 渡船場跡 がある。嘉永8年(1855年)に再建された面番所は、全国で唯一現存する関所建である。301号線の反対側に旅籠・紀伊国屋資料館がある。

諏訪神社 龍谷寺 祠 / 常夜燈
整洛神社 愛宕神社 棒鼻跡
T字路の泉町交差点を左折して南へ進むと、すぐ右手に諏訪神社がある。景行天皇19年(211年)創建の猪鼻湖神社が始まりであると云われている。左隣に貞和元年(1345年)創建の龍谷寺がある。濱名湖岸新四国65番札所になっている。右手に、常夜燈と祠 / 整洛神社 / 愛宕神社 / 新居一里塚跡 / 棒鼻跡 と続く。棒鼻跡は、一度に大勢の人が通行できない様に土塁が突き出た桝形になっていた。新居宿の西境になる。
教恩寺 松並木 検校ヶ谷石柱
立場跡 東新寺 金毘羅宮 / 秋葉山常夜燈

旧東海道は南へ進路を変え、橋本交差点を右折して1号線を西へ進む。すぐ右手に、正安2年(1300年)創建の教恩寺がある。Y字路の橋本西交差点を右へ進み、1号線と別れる。長い松並木が続き、右手に検校ヶ谷石柱 / 説明板 がある。東国の座頭が検校の位を得るため、京に向かう途中で倒れたことが地名の由来になっている。10分ほどで左手に立場跡、すぐ右手に正保2年(1645年)創建の東新寺がある。さらに進むと、右手に金毘羅宮 / 秋葉山常夜燈の祠 がある。

東海道53次 32番 白須賀宿
所在地:静岡県湖西市
天保14年(1843年)資料
人口:2704人 家数:613 本陣:1 脇本陣:1 旅籠:27 問屋場:1
火鎮神社  古い街並み  高札建場跡
神明神社
蔵法寺 潮見坂

金毘羅宮 / 秋葉山常夜燈の祠 から10分ほどすると、右手に火鎮神社 / 白須賀宿案内板 がある。しばらくすると古い街並みがある。右手に高札建場跡 / 神明神社 / 奈良時代末〜平安時代初期創建の蔵法寺 と続く。漁師の網にかかったと云われる潮見観音がある。遠州33観音22番札所になっている。白須賀宿道標があり右折すると、潮見坂に入る。

おんやど白須賀 潮見坂公園 道標

潮見坂を登り切ると、左手に無料休憩所の“おんやど白須賀”がある。西国から来ると、初めて太平洋の大海原や富士山が見ることができた東海道の景勝地である。見晴らしが良い潮見坂公園や周辺に石碑がある。

古民家 十王堂
曲尺手 本陣跡 神明宮
庚申堂
 
 成林寺 笠子神社 地蔵

旧東海道は中学校の校庭を横切っていた。迂回して道なりに進むと、右手に祠があり古い街並みが続く。案内看板があり、小道を左折すると十王堂がある。堂内には、地獄で審判を行う閻魔王を中心に九王も並んでいる。遠州33観音23番札所になっている。境内右手に稲荷の祠が2つ / 左手に地蔵の祠 がある。旧東海道に戻り西へ進むと、すぐに直角に曲げられた道“曲尺手”がある。本陣跡を過ぎると、すぐ右手に神明宮がある。5分ほどすると、右手に庚申堂がある。狛犬ではなく、見ざる / 聞かざる / 言わざるの三猿が並んでいる。10分ほどすると左手に成林寺、さらに5分ほどすると左手に笠子神社がある。しばらくすると左手の畑に地蔵がある。

東海道53次 33番 二川宿
所在地:愛知県豊橋市
天保14年(1843年)資料
人口:1468人 家数:328 本陣:1 脇本陣:1 旅籠:38 問屋場:2
妙泉寺 二川八幡神社 古民家
二川宿本陣 高札場跡 大岩神明宮

ひたすら1号線を西へ進む。昼食を摂る食事処がなく、コンビニで調達する。旧東海道は東海道新幹線で分断されている。右折して二川ガードを潜る。左折して進むと一里塚跡、すぐ右手に貞和年間(1345年〜1350年)創建の妙泉寺がある。30分ほどすると、右手に永仁3年(1195年)創建の二川八幡神社がある。味噌がベースの本陣コロッケは珍味であった。左手に復元された二川宿本陣 / すぐ左手に高札場跡 がある。15分ほどすると右手に文武天皇2年(698年)創建の大岩神明宮がある。さらに西へ進むと二川駅に至る。