東海道53次 No.26 磐田駅-(約11km)-天竜川駅
2009年10月24日(土) 曇時々小雨
魚屋 浅間神社 石塔群
磐田郡新四国25番札所 日魯地蔵 田町塩釜神社
伏見稲荷神社 文殊菩薩堂 弘法大師と十一面観音
磐田駅から北へ、駅北交差点の次の交差点を左折して東海道を北西に進む。20分ほどすると、右手に浅間神社がある。さらに10分ほどすると、右手に弘法大師堂入口の道標がある。右折して小道を進む。左手に石塔群 / 祠に磐田郡新四国25番札所の弘法大師 がある。台座に札所の番号が彫られている。関東地方でもよく見かける対になっている石仏である。左手奥に大正13年(1924年)造立の日魯地蔵 / 右手に田町塩釜神社と伏見稲荷神社 がある。境内に文殊菩薩堂 / 祠に弘法大師と十一面観音 がある。台座に札所の番号はない。
黒坊大権現 宮之一色一里塚跡 宮之一色秋葉山常夜燈
東海道を15分ほど進むと、左手に黒坊大権現がある。咳や熱病の神様とされ、くろん坊様とも呼ばれている。現在地の西約100mの田んぼにあったもの。さらに15分ほどすると、右手に復元された宮之一色一里塚跡がある。5分ほどで左手に文政10年(1828年)造立の宮之一色秋葉山常夜燈がある。 
松向寺 若宮八幡宮 長森立場・長森かうやく案内板

宮之一色秋葉山常夜燈から5分ほどで、左手に元和5年(1619年)創建の松向寺がある。本堂は元禄14年(1701年)に建立されたもの。森下のY字路を左へ進み、森下南交差点を直進する。松向寺から20分ほどで、右手に若宮八幡宮がある。明治7年(1874年)に近隣の神社を統合して若宮八幡宮になる。境内左手の土俵では、奉納相撲が行われる。参道の左手には西之島学校跡の碑がある。20分ほどすると、右手に長森立場と長森かうやくの案内板がある。長森かうやくは家伝薬で、あかぎれや切り傷に効いたと云われている。

秋葉山常夜燈 誓渡院 誓渡院・弘法大師
行興寺 熊野ゆやと母の墓 行興寺・弘法大師

長森公民館の先の交差点を右折して北へ進む。直進すると天竜川に至る。261号線と1号線、さらに磐田バイパスを潜って越える。五差路があり、東海道は北西方向になる。スーパーで食糧調達のため北東へ進むと、左手に秋葉山常夜燈がある。食糧を調達、天竜川方向へ西に進む。右手に誓渡院がある。弘法大師があるが、台座に札所の番号はない。すぐ右手に、謡曲熊野旧跡で知られる延久元年(1069年)創建の行興寺がある。熊野ゆやの長藤は、本堂が隠れるくらい生い茂っている。1本は平安時代末期に熊野御前が植えたと云われ、国指定天然記念物になっている。左手奥に平宗盛に寵愛された熊野ゆやと母の墓がある。境内入口左手に弘法大師の石仏があるが、台座に札所の番号などはない。藤棚の下で昼食を摂る。

常夜燈 歴史風景館 池田橋跡
稲荷神社 常夜燈 弘法大師
天竜川方向へ西に進むと、常夜燈と歴史風景館がある。天竜川の土手に池田橋跡がある。明治16年(1883年)に舟橋ができ、翌々年に木橋が架けられた。昭和8年(1933年)に天竜川橋が架けられるまで利用された。土手を北へ進むと、右手に稲荷神社がある。常夜燈、祠に11番札所 / 12番札所 / 13番札所の弘法がある。磐田郡新四国かは判らない。
粒見堂 秋葉山常夜燈 天白神社
歴史風景館まで戻り、右折して東海道を南へ進む。すぐ右手に粒見堂 / 火の見櫓 / 明治41年(1908年)造立の鉄製秋葉山常夜燈 / 天白神社入口道標がある。右折すると、孝謙天皇時代(749年〜758年)創建と云われる天白神社がある。
秋葉山常夜燈 天竜川橋 
粒見堂から5分ほどで秋葉山常夜燈がある。往路の五差路を通り、磐田バイパスを潜って越える。1号線を越えて、昭和40年に架けられた全長912mの新天竜川橋の左側を進む。磐田バイパスと1号線が橋の手前で合流する。左手に昭和8年(1933年)に架けられた全長919.04mの天竜川橋が見える。2車線のトラス橋で、歩行はできない。
天竜川緑地 六所神社 天竜川橋起工碑
新天竜川橋を渡ると、左手に案内板がある。天竜川西交差点の先から回り込んで、261号線と1号線を潜って越える。河川敷を北へ進むと天竜川緑地で、運動場になっている。引き返し、天竜川西交差点方向に戻る。西側の道を南へ進むと、右手に建治2年(1276年)創建の六所神社がある。道標を右折するとすぐに、明治27年(1894年)造立の天竜川橋起工碑がある。
松林寺 かやんば高札場跡 金原明善生家
村境 松並木 妙恩寺の題目塔

天竜川橋起工碑から15分ほどで、右手に遠州49薬師霊場8番札所になっている松林寺がある。すぐに左手にかやんば高札場跡がある。右手に金原明善生家、反対側に金原明善記念館がある。金原明善は天竜川の治水 / 北海道の開拓 / 植林などに功績があった、明治〜大正時代の実業家である。金原明善生家の右手に仲ノ町村・和田村の村境がある。松並木を進むと左手に妙恩寺の題目塔がある。天竜川駅入口交差点を左折すると天竜川駅に至る。