東海道53次 No.21 藤枝駅-(約8km)-島田駅
2009年 7月26日(土)10:15 晴
青木交差点 津島神社 松並木
藤枝駅北口より北へ、五差路の青木交差点を鋭角に左折して南西に進む。青木交差点の1号線との三角地帯に、妙に目立つ潰れた居酒屋がある。左手に津島神社、356号線を越えると松並木が現れる。
田中藩傍示跡  秋葉神社 鏡池六地蔵堂
左手に田中藩傍示跡がある。田中藩と掛川藩の領地が入り組んでおり、境界に立てられた。すぐ左手に秋葉神社 / 鏡池六地蔵堂 と続く。左手に東海道追分石柱 / 案内板 がある。中世からの瀬戸の山越えと呼ばれた古東海道である。瀬戸山は削られて存在しない。
東海道追分
瀬戸延命地蔵堂 染飯茶屋蹟 千貫堤

右手に、瀬戸山から移された瀬戸延命地蔵堂がある。ベンチが整然と並べられている。右手に古東海道の時代から売り始めていたと云われている染飯茶屋の跡がある。すぐ左手に千貫堤の案内板がある。大井川の洪水を防ぐために造られた堤防で、千貫の資金が投じられたことから名付けられている。

酒屋 若宮神社  秋葉神社

千貫堤の案内板から15分ほどで、右手に新しい杉玉がかかる酒屋がある。5分ほどで、右手に若宮神社がある。鳥居の前に排水溝ができているが、橋はない。さらに5分ほどで秋葉神社がある。社殿に天保4年(1833年)造立の常夜燈が見える。

 
水田と東海道本線 上青島一里塚跡 栃山土橋

左手に水田が拡がる東海道を進。東海道本線を電車が通る。上青島一里塚跡の先に一里山バス停があり、一里山交差点で1号線に合流する。しばらく進むと大津谷川に架かる栃山橋を渡る。栃山土橋の案内板があり、江戸時代は長さ17間(36.6m) / 幅3間(5.4m) の土橋が架かっていた。本通り2丁目交差点を左折して南へ進むと、島田駅に至る。

[寄り道]蓬莱橋(ほうらいばし)
島田駅南口から南へ進む。島田球場に突き当たり、左折して東へ進む。島田球場の南側を通る342号線と合流、すぐ右手に蓬莱橋がある。明治12年(1879年)大井川に掛けられた、897.422m / 幅2.7mの橋である。“木造歩道橋として世界一の長さ”として1997年ギネスに認定されている。島田市街地から牧之原台地を結ぶ農道として造られる。8:30〜17:00迄、大人:100円 / 子供:10円 / 自転車:100円で通行できる。番小屋で料金を支払う。河原から水面が見える場所まで行くと、風も強くなる。低い欄干があるだけの橋は、高所恐怖症には耐えがたく途中で引き返す。大井川の増水時にしばしば橋脚が流されている。1965年に橋脚がコンクリート化されているが、平成なってからも8回流されていると云う。