左手に最後の元老と云われる西園寺公望(さいおんじ きんもち)の別邸“座魚荘”がある。“座魚荘”は西園寺公望が晩年(1919年)に建てた別荘で、明治村に移築されている。ここの建物は、図面をもとに復元したものである。自由に見学でき、ボランティアの方が親切に説明してくれる。座魚荘でぜんざいとアイスコーヒーを摂る。東海道は東海道本線に突き当たり、道なりに進む。細い道を南へ、さらに西へ進み東海道本線を踏切で渡る。合流する道の右手に、延命地蔵堂と秋葉常夜灯がある。右手に天文年間(1532年〜1554年)創建の東光寺がある。さらに右手に松原観音堂がある。国道1号線と分岐するところに、松が1本と無縁さんの碑がある。ここを右に進むと、細井の松原跡である。江戸時代は 全長約360mに206本の松があったと云われている。太平洋戦争のときに燃料にするため伐採されるが、そのとき人骨が出土した。東海道で亡くなった旅人を埋葬したと推察され、寺に葬られている。カラーレンガで舗装した道を通り、しばらくして左折すると清水駅に至る。
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