東海道53次 No.12 吉原駅-(約15km)-富士川駅
2009年 2月22日(日)10:15 晴
馬頭観音 左富士神社 左富士神社道祖神
名勝左富士の碑 馬頭観音堂 富士市かぐや姫伝説看板
東海道は吉原駅の東側でJR東海道本線によって遮断されている。吉原駅より北東へ、吉原駅北口交差点を右折して遮断されたところまで線路沿いに進む。吉原駅北口交差点まで戻り、直進して道なりに北西へ進むと左手に天明3年(1783年)造立の馬頭観音がある。道を間違え吉原駅北口交差点を右折して北へ進み、突き当る沼川を左折して河合橋にたどり着いている。
沼川に架かる河合橋を渡り、Y字路を左の細い道へ進む。1号線と東海道新幹線を潜り、依田橋西交差点を斜め方向に進む。車両進入禁止の表示がある一方通行の道である。しばらくすると左手に、昭和になってから悪王子神社から改称した左富士神社がある。交差点を渡ると、左手に名勝左富士の碑がある。東海道を西へ進むと富士山は右手にあるが、道の方向が変わり松並木の間から左手に見えるので左富士と云った。現在は松並木が無くなり、建物で富士山も見づらい。左手にある明治39年(1906年)造立の馬頭観音堂を過ぎると、和田川に目立つ看板がある。富士市に伝わるかぐや姫伝説があり、かぐや姫が描かれている。
平家越碑 道標 富士山
     
依田原山神社 陽徳寺 陽徳寺六地蔵他
和田川に架かる平家越え橋際に、大正13年(1924年)造立された平家越碑や移転された道標などがある。治承4年(1180年)富士川と浮島沼に陣取った平家の大軍が、水鳥の羽ばたきに驚き退却したという富士川の合戦が行われたところである。左折して平家越え橋を渡り、北西に進むと右手に富士山が良く見える。岳南商店街に入ると左手に依田原山神社がある。岳南鉄道吉原本朝町駅の南西側に身代わり地蔵で知られる陽徳寺 / 八幡神社 がある。
八幡神社
吉原天神社 吉原天神社 唯稱寺
踏切を渡り吉原本町通りを進むと、右手に鎌倉時代創建の吉原天神社がある。梅は見頃であったが、肝心の富士山は頂上がやっと見える程度である。右手に慶長18年(1613年)創建の唯稱ゆいしょう寺と続く。
妙祥寺参道前の標識 妙祥寺 立安寺
大運寺 大運寺単体道祖神 青嶋八幡神社
道標と宿場の案内板がある静岡銀行角の交差点を左折する。妙祥寺参道に標識があり右折する。立安寺を過ぎると、永徳元年(1381年)了善寺として創建された大運寺 / 参道入口に祠に入った単体道祖神 がある。錦町交差点を渡ってしばらく進むと、左手に青嶋八幡神社がある。さらに進むと、左手の塀に道祖神がある。
道祖神
潤井川橋手前の標識 単体道祖神 道祖神
五叉路の青島交差点から県道を進む。潤井川に架る潤井川橋が見えると、標識があり右折する。左折して富安橋を渡ると、左手に単体道祖神がある。しばらく進むと左手に江戸後期造立と云われ、袂の塞神と呼ばれている道祖神がある。塔の木交差点を越えて進むと、右手に山神社 / 塔の木公会堂 がある。
山神社
東海道は直進するが、横断歩道がなく中央分離帯の植え込みに「迂回してください」の立札がある。向かいに渡ると、右手に富士横道観音霊場の26番札所の法源寺がある。交差点を右折して西へ進むと右手に延命寺がある。
法源寺 延命寺
栄立寺 金正寺 猿田彦などの石塔
稲荷神社 稲荷神社境内の双体道祖神 不動堂
東海道は交差点を斜めに南西へ進む。途中で間違いに気付き東海道に戻る。平垣本町に入ると右手に栄立寺、交差点を渡ると富士横道観音霊場24番札所の金正寺と続く。猿田彦などの石塔があり、小さな川を渡った左手に昔の高札場跡の札の辻跡がある。境内の左脇に双体道祖神がある稲荷神社を過ぎると、右手に不動堂がある。
県道と合流すると右手に天正13年(1585年)創建の天白神社がある。JR身延線・柚木駅のガードを潜り、県道から分岐ところに、道標と慶応元年(1865)造立の常夜燈 / 「左 東海道」がある。北側を回りこんでふたたび県道に合流する。
天白神社 東海道の道標と常夜燈
富士山道標と富士川渡船場跡碑 松岡水神社 富士川橋
県道を進むと富士川にかかる富士川橋が見えてくる。橋の手前の右手に正保3年(1646年)創建の松岡水神社がある。境内入口に富士山道標と富士川渡船場跡碑がある。東側の船着場は橋のある周辺に上船居・中船居・下船居の3ヶ所があり、川瀬の状況で使い分けていた。西側の船着場は富士川橋を渡った右手にある。399mの富士川橋からの富士山は、けぶっており良く見えない。
秋葉山常夜燈 常夜燈 新豊院山門
新豊院 岩淵一里塚 秋葉山常夜燈

橋を渡ってすぐ右手の土手を進む。吉原宿・蒲原宿とも富士川橋方向への道標があり、富士川橋まで戻る。富士川橋から北西へ坂道を進むと、坂の途中左手に秋葉山常夜燈がある。登り切ると西側の船着場からの東海道と合流する。合流地点に常夜燈と慶長7年(1602年)創建の八坂神社への参道がある。左折して南へ進むと右手に正治元年(1199年)創建の新豊院がある。延宝7年(1679年)建立の薬医門形式山門が残る。両側に塚が残る岩淵一里塚から道は右に大きく曲がる。左手に秋葉山常夜燈があり、その先を左折して坂を下る。旧1号線と合流、右折して進み富士川駅入口交差点を左折して富士川駅に至る。後日確認すると、左折せずに直進すると富士川駅入口交差点に至ることが解る。吉原駅〜富士川駅間は、道に迷わされた道中であった。