大師道
多摩川に架かる六郷橋を渡ると、すぐに京浜急行電鉄大師線を跨ぐ。往時は多摩川を越えると、すぐに旧東海道は右(南西)方向 / 大師道は左(南東)方向 に進んでいた。15号線(第一京浜国道)は高架になっており、六郷橋を渡り終えるとすぐに右方向に坂を下る様になっている。旧東海道は下り終えてから右(南西)方向に進む。大師道は下り終えてから左(東)方向に進み、15号線(第一京浜国道)を潜る。大師道を進むと、すぐ右手に「万年横丁 大師道」石柱がある。往時の万年横丁は、旅籠街で賑わっていた。
「万年横丁 大師道」石柱

5分足らずの左手に徳泉寺がある。羽田に創建されたが、寛永4年(1627年)多摩川洪水に伴い移転したと云われている。すぐの港町駅入口交差点で409号線に合流、すぐの久根崎交差点を越えた右手に延暦24年(805年)創建の医王寺がある。

徳泉寺 医王寺

拡張工事が行われている409号線を東に進む。15分足らずの左手に、京浜急行電鉄・大師駅がある。大師道を歩いて参拝する人はほとんどいなく、京急川崎駅から大師線を利用する。大師線は、明治32年(1899年)関東では初の電気鉄道会社・大師電気鉄道により六郷橋駅〜川崎大師駅が開通したのが始まり。すぐに409号線は左に進路を変えるが、参道は直進する。参道を5分ほど進むと、右手に川崎大師郵便局がある。風景印は、弘法大師道標 / 富士山 / 市花・ツツジ の図柄になっている。

川崎大師郵便局風景印
仲見世通り 平間寺大山門 平間寺大本堂

川崎大師郵便局からすぐの交差点を右折、さらに右折して飴を切る音が響く仲見世通りを進む。 大治3年(1128年)創建された平間寺(へいけんじ)の正月は、明治神宮 / 成田山・新勝寺 に次いで全国3位の参拝客で賑わっている。通称である川崎大師で知られている。