ネルトリンゲン
町外れにある水路
ドイツ連邦共和国バイエルン州シュヴァーベン行政管区のドナウ=リース郡にあるネルトリンゲンは、1500万年前の「隕石の墜落」によって形成された直径23kmのクレーターにある。日本列島が日本海が拡大してアジア大陸から離れた頃の出来事である。
クレーター内をヴェルニッツ川とエーガー川が流れ、ネルトリンゲンには水路が敷かれて水が引き込まれている。
バルディンガー門
ネルトリンゲンは、かつて神聖ローマ帝国の帝国自由都市であった。ナポレオン戦争でドイツが占領されると、行政区再編に伴いネルトリンゲンは帝国自由都市としての地位を失った。ネルトリンゲンは直径1kmの城壁に丸く囲まれており、5つの楼門が保存されている。
聖ゲオルク教会

聖ゲオルク教会は福音派のルーテル教会である。1427年から1505年に掛けて建設され、1519年に現在の後期ゴシック建築になった。隕石が衝突した際に、高温によって黒色になった石片が用いられている。89.9mの鐘楼は、1454年から1490年に掛けて建設された。

戦士の噴水

聖ゲオルク教会近くの広場に、戦士の噴水がある。1870年〜1871年、ドイツ統一を目指すプロイセンと阻もうとするフランスとの間で普仏戦争が起きる。プロイセンが圧勝、統一され、ドイツ帝国の成立を宣言した。1902年に普仏戦争の勝利を記念して造立された。

2015年9月から使用していたカメラが故障する。白っぽくコントラストがなく、ピントも甘い。