中山道69次 No.09 高崎駅-(約11.5km)-安中駅
2011年 7月24日(日)10:00 晴
高崎駅 高崎神社 恵徳寺 長松寺 君が代橋 若宮八幡神社 茶屋本陣跡 藤塚一里塚跡 木埼本陣跡 鷹之巣橋 安中駅
寄り道

旧中山道(134号線〜25号線)の東側を平行する東一条通りがある。一方通行のところがある狭い通りで、寺社も多く旧中山道の趣がある。帰宅後に調べると、東一条通りを旧中山道とする資料もある。

延養寺 延養寺 善念寺
糀屋 本元寺 f法輪寺
正法寺 大雲寺 法華寺
高崎宿の南側は、旧中山道(134号線)が北へ曲がる辺りからとなっていた。 和田町交差点を右折してすぐ左折、東一条通りを北へ進む。5分ほどすると交差点があり、直進する。JR高崎駅から西に延びる31号線との交差点手前の左手に、正平13年(1358年)創建と云われる延養寺がある。正面は旧中山道(26号線)側になっている。赤く塗られている山門が目を引く。延養寺には、延宝9年(1681年)円空が上野国に滞在していたときに制作したと云われる神像がある。31号線との交差点を直進する。交差点をさらに2つ越えると、すぐに変則十字路がある。左折すると右手に善念寺がある。変則十字路まで戻り左折して北へ進むと、すぐ右手に本元寺がある。北通町交差点を右折すると、左手に法輪寺がある。本堂内の壁面に五百羅漢像が157体ある。寄木造り / 頭・顔・胸には金泥(きんでい) / 衣は黒漆塗り。北通町交差点まで戻り、右折して北へ進む。すぐ左手に正法寺がある。北へ進むと十字路があり、次のT字路を右折すると すぐ左手に大雲寺がある。T字路まで戻り右折して北へ進むと、すぐ右手に法華寺がある。大雲寺と法華寺は隣り合っている。法華寺前を左折して西へ進むと、本町3丁目交差点で旧中山道(25号線)と交差する。直進すると354号線を西へ進むことになる。
高崎田町屋台通り中山道恋文横丁 中央銀座商店街

JR高崎駅西口より31号線を西へ、あら町交差点を右折して旧中山道(25号線)を北へ進む。しばらくは近代的な町並みを進む。田町交差点を過ぎると、右手に“高崎田町屋台通り中山道恋文横丁”がある。旧中山道(25号線)の西側に、平行する商店街がある。南側の鞘町交差点から北側の喜多町交差点までの中央銀座商店街は、寂しい感じであった。本町3丁目交差点を左折して354号線を西へ進む。

高崎神社 高崎神社 美保大國神社
本町1丁目交差点を左折して29号線を南へ進むと、右手に慶長3年(1598年)創建の高崎神社がある。旧中山道を辿ると、JR高崎駅から30分ほどになる。境内に群馬県神社庁と昭和4年(1929年)創建の美保大國神社がある。29号線を挟んだ東側に覚法寺がある。
覚法寺
恵徳寺 古民家 長松寺
赤坂通り / 旧中山道標識 古民家 岡醤油醸造
本町1丁目交差点まで戻り、狭い赤坂通りを西へ進む。すぐ左手に天正年間(1573年〜1592年)創建の恵徳寺 / 右手に長松寺と続く。長松寺には、狩野探雲の天井画や涅槃図がある。5分ほどすると、左手に岡醤油醸造がある。
紋平稲荷神社 君が代橋 石神社
追分 追分道標 八坂神社
下豊岡の道しるべ 若宮八幡神社 若宮八幡神社

右手に、明治〜昭和の高崎産業界で中心を担った山田家の居宅跡がある。現在は図書館山田文庫として公開されている。常盤町交差点を右折する。15分ほどすると、左手に紋平稲荷神社がある。前方にインターチェンジが見えてくる。左手にある標識に従い、高架下を潜る。道なりに進み、烏川を君が代橋で渡る。君が代橋西交差点の横断歩道を渡り、406号線を北西へ進む。すぐ右手に石神社がある。下豊岡町西交差点を直進、すぐに追分のY字路を左へ進む。三角地帯に、追分道標がある。“左 くさつみち 右 はるなみち”と彫られている。左折するとすぐ右手に、八坂神社と江戸時代末期に造立されたと云われる“下豊岡の道しるべ”がある。正面に“榛名山 草津温泉 かわなか かわらゆ温泉 はとのゆ”左側面に“中山道 安中 松井田 横川”右側面に“従是 神山 三里 三ノ倉 五り半 大戸 九り半”と彫られている。15分ほどすると、左手に若宮八幡神社がある。永承6年(1051年)奥州の阿倍氏の反乱を鎮圧に行く途中、源頼義・義家父子が戦勝祈願で創建する。弁当組は昼食を摂る。

庚申塔 上豊岡の茶屋本陣跡
地蔵 / 地蔵 / 二十三夜塔 金崎不動堂 庚申塔と道祖神

若宮八幡神社からすぐに、右手に社 / 左手に庚申塔 / 左手に大名や公家などの食事・休憩施設の上豊岡の茶屋本陣跡 / 右手の上豊岡町バス停に地蔵 / 地蔵 / 二十三夜塔 と続く。5分ほどすると、左手に金崎不動堂 / 庚申塔 / 道祖神がある。5分ほどすると、上豊岡町交差点で18号線と合流する。

上豊岡町交差点から18号線の北側を5分ほど進むと、すぐ右手の藤塚一里塚跡に浅間神社がある。5分ほどすると、右手に天照皇大神宮がある。
浅間神社 天照皇大神宮
 藤塚一里塚跡 祠や石塔
上豊岡町交差点から横断歩道を渡り、18号線の南側を進む。5分ほどすると、藤塚一里塚跡がある。祠や石塔が並んでいる。さらに5分ほどすると少林寺入口交差点がある。
寄り道
鼻高橋 山門 本堂
 絵馬
 
 
達磨堂・達磨大師坐像 本殿に積まれた“だるま” 
少林寺入口交差点の先を上り、左折して横断歩道を渡る。碓井川に架かる鼻高橋を渡る。T字路を左折して東へ進むと、右手に元禄10年(1697年)創建の達磨寺が見えてくる。毎年1月6日・7日に開催されるだるま市は、多くの人で賑わう。本殿には活躍した“だるま”が積まれている。片目が塗られていないだるまもある。
少林寺入口交差点まで往路を戻り、横断歩道橋で18号線の北側へ越える。旧中山道(18号線)を西へ進む。
寄り道
鳥居 神門 拝殿
鳥居のある八幡大門交差点を右折して、北へ進む。JR信越本線の踏切を渡ると、突き当りに天徳元年(957年)創建の上野(こうずけ)国一社八幡宮がある。八幡大門交差点から10分ほど掛る。本殿は宝暦7年(1757年) / 神楽殿は宝暦4年(1754年)建立されたもの。
寒念仏橋供養塔 双体道祖神 庚申塔 / 地蔵

旧中山道(18号線)を西へ進む。高崎市から安中市に入る。右手に享和2年(1802年)造立の寒念仏橋供養塔がある。“坂東 秩父 西国 橋供養”と彫られている。10分ほどすると板鼻下町交差点がある。右折してすぐに左折、18号線と並行する道を西へ進む。“中山道 板鼻宿0.5km 高崎宿5.6km”の道標がある。5分ほどすると右手に寛政4年(1792年)造立の双体道祖神がある。左右に神号碑がある。すぐ右手に庚申塔や地蔵がある。信越本線第9中仙道踏切を越えると、交差点の手前右手に、中山道板鼻宿道標があり、ここから板鼻宿になる。

道標

中山道69次 14番 板鼻宿
所在地:群馬県安中市
天保14年(1843年)中山道宿村大概帳
人口:1422人 家数:312 本陣:1 脇本陣:1 旅籠:54

板鼻宿の旅籠は54軒と多く、他に中山道で50軒を越えるのは塩尻宿だけである。碓氷川の渡し場は徒歩渡しで、中山道一の難所であった。増水の川留めで多くの旅人が逗留するため、宿場は繁盛した。
木埼本陣跡 旧本陣書院 聞名寺
 
青面金剛 / 猿田彦神 / 双体道祖神
鷹之巣神社入口の石柱 / 灯篭 鷹之巣橋からの碓氷川
中山道板鼻宿道標から15分ほどすると、右手に安中市板鼻公民館がある。花壇に木埼本陣跡碑 / 公民館右奥に旧本陣書院がある。皇女和宮が降嫁のため江戸へ向う途中、文久元年(1861年)この書院に一泊している。書院裏を流れる板鼻堰用水路は慶長年間(1596年〜1615年)に開鑿されたもので、鷹之巣山麓から鳥川まで延長15kmに達する。5分ほどすると右手171号線の北側に、弘安2年(1279年)創建の聞名寺が見える。すぐ左手に公園があり休憩する。道路を挟んだ右手に、青面金剛 / 猿田彦神 / 寛政9年(1797年)造立の双体道祖神が並んでいる。右手に鷹之巣神社入口の石柱 / 灯篭がある坂道を進むと、鷹之巣東交差点で171号線と交差する。旧中山道は171号線を横断して直進するが、すぐに消滅している。当時はこの辺に渡し場があった。鷹之巣東交差点を左折して171号線を進み、碓氷川を鷹之巣橋で渡る。
諏訪神社 蓮華寺 古民家
庚申塔 蠶養神 道祖神
鷹之巣橋を渡り、中宿交差点を右折する。交差点の南西側に諏訪神社と蓮華寺がある。丁字路で消滅した旧中山道に突き当り、左折する。5分ほどすると、左手に道標を兼ねた享和2年(1802)造立の庚申塔がある。左側面に“是従 一宮 大日 街道”と彫られている。一の宮は富岡・貫前神社のこと。Y字路を右へ進む。堤防の石垣が見えると、手前左手に蠶(かいこ)養神と道祖神がある。蠶養神は、養蚕が盛んだった名残。“中山道 安中宿1.2km 板鼻宿1.2km”の道標がある。左へ堤防沿いに進む。旧中山道は堤防上に上がる。左へ南東方向に進むと、すぐ右手に寒念仏供養塔がある。18号線を横断するとJR信越本線・安中駅に至る。
寒念仏供養塔