中山道69次 No.06 籠原駅-(約17km)-本庄駅
2011年 4月10日(日)09:30 曇りのち晴
籠原駅 鬼林稲荷神社 愛宕神社 長福寺 呑龍院 正明寺 源勝院 島護産泰神社 八坂神社 八幡大神社 傍示堂 大正院 本庄駅
鬼林稲荷神社 庚申塔 石柱
籠原駅から北東へ、10分ほどすると17号線と交差する。さらに5分ほどすると新堀北交差点があり、左折して中山道を北西へ進む。25分ほどすると、右手に鬼林稲荷神社がある。創建年は不明だが、天保15年(1844年)の奉納祭の記録が残る。5分ほどすると左手に庚申塔が2基、さらに10分ほどすると右手に不明の石柱がある。

熊野神社鳥居

木曾御嶽山遥拝所 愛宕神社
みかえり乃松碑 常夜燈 庚申塔

石柱から15分ほどすると、右手に天正年間(1573年〜1592年)創建の熊野神社鳥居がある。さらに10分ほどすると左手に木曾御嶽山遥拝所 / 5分ほどすると右手に愛宕神社と続く。17号線と交差する手前左手に、みかえり乃松碑と松の木が1本植えられている。深谷宿に泊まった旅人が江戸に向かう時,この辺りの松並木で振り返って遊女と別れを惜しんだと云われている。17号線と交差する原郷交差点から5分ほどすると、右手に深谷宿東口に設置された明治初期造立の常夜燈がある。すぐ右手に庚申塔と続く。

中山道69次 09番 深谷宿
所在地:埼玉県深谷市
天保14年(1843年)中山道宿村大概帳
人口:1928人 家数:525
本陣:1 脇本陣:4 旅籠:80

熊谷宿が飯盛女を置くことを禁じていたため、深谷宿に泊まる旅人でも賑わったと云われている。五の日と十の日には、市が立った。

庚申塔から5分ほどすると、右手に長福寺がある。
古商家 長福寺
寄り道
模擬石垣 / 模擬塀 富士浅間神社 外堀跡
長福寺からすぐに本住吉交差点があり、右折して北へ進む。17号線の城址公園入口交差点を直進すると、右手に深谷城址公園がある。本住吉交差点から5分ほどである。康正2年(1456年)上杉房憲によって築城された。天正18年(1590年)小田原征伐で開城するまで、深谷上杉氏の居城であった。徳川家康の関東移封に伴い、長沢松平家の松平康直が1万石で入城した。寛永4年(1627年)深谷藩は廃藩となり、寛永11年(1634年)に廃城となった。城址公園として整備されているが、遺構は残っていない。東側にある永亨12年(1440年)創建と云われる富士浅間神社の境内東側に、外堀跡が残る。 模擬石垣 / 模擬塀 / 模擬堀 がある。
本住吉交差点まで戻る。すぐの仲町交差点を左折すると、突当りに赤レンガのJR深谷駅がある。東京駅丸の内口駅舎を建築する際、深谷・日本煉瓦製造の煉瓦を使用したことに因み、東京駅をモチーフにした造りとなっている。駅舎の構造上、煉瓦調の外壁パネルが使用されている。
深谷駅舎
 
本陣跡 古商家 古商家
呑龍院 常夜燈 萓場稲荷神社
瀧宮神社
正明寺 中山道沿いの桜
仲町交差点まで戻る。15分ほどすると、右手に本陣跡がある。10分ほどする左手に呑龍院 / 右手に深谷宿西口に設置された天保11年(1840年)造立の常夜燈と続く。5分ほどすると、左手に天文18年(1549年)創建の清心寺看板がある。さらに5分ほどすると、右手に萓場稲荷神社がある。宿根交差点で17号線を横断すると、右手に明応5年(1496年)創建の瀧宮神社 / 15分ほどすると右手に正明寺がある。正明寺門前の飲食店、弁当組は境内で昼食を摂る。
源勝院 岡部神社鳥居 円通院
普済寺 宝登山神社 島護産泰神社

道なりに進み、突当りを左折して17号線を右折する。正明寺から5分ほどすると、右手に源勝院 / 5分ほどすると右手に岡部神社 / 5分ほどすると右手に円通院 / 5分ほどすると右手に普済寺と続く。15分ほどすると右手に宝登山神社があり、5分ほどすると17号線から右へ分岐する道がある。10分ほどすると右手に島護産泰(しまもりさんたい)神社がある。春の例大祭で“ところてん”が振る舞われており、美味しくいただく。

岡林寺 馬頭観音 百庚申

島護産泰神社からすぐに259号線と斜めに交差、すぐ左手に岡林寺がある。5分ほどするとY字路に馬頭観音があり、左へ進む。“百庚申直進”と書かれた標識がある。すぐ先の塀右手に“百庚申100m→中山道”と書かれた標識があり、右折して坂を下る。左手に万延元年(1860年)〜翌年に掛けて造立された百庚申、丘に八坂神社がある。

八坂神社
八幡大神社 宝珠寺 長屋門
地蔵 石仏群
長屋門 傍示堂 古峯神社

百庚申からすぐに17号線の土手に突き当たり、回り込んで岡(西)交差点を越える。中山道はここで途切れている。道なりに10分ほど進むと、道は右に曲がる。ここで途切れた中山道が復活する。さらに10分ほどすると道が大きく右へ曲るところがあり、行き止まりと書かれた小道を直進する。分岐に中山道と書かれた小さな標識があり、左へ進む。45号線を潜り、すぐに右折して階段を登る。道なりに進み、258号線を左折する。藤田小学校前交差点で258号線は右に分かれるが、中山道は直進する。すぐ左手に建久6年(1471年)創建の八幡大神社 / 右手に宝珠寺がある。10分ほどすると、右手に地蔵と石仏群がある。さらに10分ほどすると道なり左へ曲がるところの右手の傍示堂集落センターに、武蔵国と上野国との境界にあった傍示堂と古峯神社がある。

中山道69次 10番 本庄宿
所在地:埼玉県本庄市
天保14年(1843年)中山道宿村大概帳
人口:4554人 家数:1212 本陣:2 脇本陣:2 旅籠:54

本庄宿は、中山道最大規模の宿場。越後や信州への陸路の分岐点であり、利根川水運の集積地として賑わった。

三界萬霊塔 大正院本堂 大正院薬師堂
傍示堂集落センターから5分ほどすると、右手に三界萬霊塔がある。諏訪町交差点で17号線と交差、本庄東中前交差点〜東台四丁目交差点〜中山道交差点と進む。三界萬霊塔から20分ほどすると、左手に天正11年(1583年)創建の大正院がある。境内に薬師堂と不動堂が並んでいる。本庄七福神(弁財天)になっている。本庄駅入口交差点を左折すると、突き当たりに本庄駅がある。
大正院不動堂