中山道69次 No.03 大宮駅-(約16km)-北本駅
2011年 1月23日(日)09:30 晴
大宮駅 東光寺 加茂神社 南方神社 愛宕神社 氷川鍬神社 遍照院 浄念寺 桶川宿本陣跡 中山道宿場館 大雲寺 観音堂 多聞寺 天神社 北本駅
大宮駅東口から東へ、164号線を左折して北へ進む。大栄橋交差点の次を右折すると、左手に東光寺がある。164号線を北へ進むと、左手に平成20年(2008年)に閉店した明治27年(1894年)創業の和菓子屋・福呂屋本店がある。 
東光寺 福呂屋本店

10分ほどすると東武野田線を潜る。さらに20分ほどすると右手に、天保3年(1832年)造立の道標を兼ねた馬頭観音がある。台座の左側面に“此方 せうぶ四り半 きさい五り半”と彫られている。すぐ右手に安永6年(1777年)造立の道標を兼ねた三界万霊塔がある。右側面に“是より東 右原市道”と彫られている。

馬頭観音 三界万霊塔
三界万霊塔から30分ほどすると、右手に文化7年(1810年)創建の加茂神社がある。17号線と斜めに交差して30分ほどすると、右手に南方神社ある。境内に同じイラストの案内地図がある。
加茂神社 南方神社
中山道69次 04番 上尾宿
所在地:埼玉県上尾市
家数:182 本陣:1 脇本陣:3 旅籠:41

不動明王

南方神社から10分ほどすると、左手に堂がある。堂の手前に魂霊神の石柱があるが、堂内に見えるのは不動明王の様である。すぐ左手に寛政12年(1800年)造立の道標を兼ねた不動明王がある。左側面に“是より秋葉へ壱里十三丁 ひご方へ壱里八丁 川越へ三里”と彫られている。

愛宕神社 庚申塔 古民家

不動明王から15分ほどすると、左手に愛宕神社 / 境内左手に享保7年(1722年)造立の庚申塔がある。

氷川鍬神社 遍照院 庚申塔

愛宕神社から15分ほどすると、左手に寛永9年(1632年)創建と云われている氷川鍬神社がある。境内で昼食を摂る。5分ほどすると右手に室町時代創建の遍照院がある。10分ほどすると右手に延享2年(1745年)造立の庚申塔がある。

中山道69次 05番 桶川宿
所在地:埼玉県桶川市
家数:347 本陣:1 脇本陣:2 旅籠:36
庚申塔 地蔵 武村旅館
魚屋 浄念寺 浄念寺板石塔婆
茶屋

蔵造り商家(江戸時代生活用具資料館)

桶川宿本陣跡
延享2年(1745年)造立の庚申塔から35分ほどすると、右手に明和6年(1769年)造立の庚申塔がある。富士見通り交差点を渡ると、右手に地蔵の祠がある。5分ほどすると左手に、嘉永5年(1852年)築の国登録有形文化財になっている武村旅館がある。現在も旅館として営業している。大正時代に改築されたが、内部は江戸末期の名残りを残す。すぐ右手に天文15年(1546年)創建の浄念寺、境内に正和4年(1315年)〜天文19年(1550年)造立の板石塔婆がある。町並みを進むと、右手に文久元年(1861年)皇女和宮が下向の折に宿泊した桶川宿本陣跡がある。敷地奥に上段の間・次の間・湯殿が保存されている。
 
桶川宿本陣跡からすぐ左手に、中山道宿場館がある。桶川宿は日本橋から10里14町(約40.8km)で、江戸を出立した旅人が1日で歩く道程になる。日本橋から9里16町(約37.1km)の上尾宿とともに、宿場町として絶好の位置にあった。また紅花は、最上紅花に次いで全国第2位の生産量を誇っていた。最上紅花に比べ、気候温暖な桶川の紅花は早く収穫できる利点があった。幕末には最上紅花を上回る相場で取引され、桶川は紅花がもたらす富によって潤った。桶川市では衰退した紅花を蘇らせ、べに花の郷づくり事業を行っている。
中山道宿場館から中山道を進むと、左手に弘治3年(1559年)創建の大雲寺がある。足立坂東三十三観音2番札所になっている。すぐ左手にある歩道橋の橋脚に、一里塚跡の案内が巻き付けられている。
大雲寺 一里塚跡
一里塚跡から40分ほどすると、左手に石塔がある。正面 / 左側面 / 右側面 に文字が彫られているが、判読できない。すぐ左手に北本宿案内板と石柱がある。江戸時代の初期に宿駅だったところで、中山道が整備された頃に現在の鴻巣に移された。旅籠はなかったが、本宿村の下茶屋と東間村の三軒茶屋の2ヶ所に立場がおかれていた。
石塔 北本宿案内板と石柱
観音堂 多聞寺 天神社
5分ほどすると、左手に観音堂 / 右手に多聞寺 / 右手に天神社と続く。駅入口交差点手前を左折すると、北本駅に至る。