所沢寺社撮影散歩
西武池袋線/狭山線・西所沢駅〜旧江戸道〜西武池袋線/狭山線・西所沢駅
西所沢駅 不動堂 普門院 諏訪神社 六所神社 西所沢駅
西武池袋線 / 狭山線・西所沢駅改札口の北西側に、大正8年(1919年)造立の小手指(こてさし)火車站創設之碑がある。中国語で火車は列車、站は駅や停留所になる。西武池袋線は武蔵野鉄道によって、大正4年(1915年)に開業している。西所沢駅は小手指駅として大正4年(1915年)に開業、大正7年(1918年)に西所沢駅に改称される。
小手指火車站創設之碑
不動堂 稲荷神社 三山百箇所供養塔
西所沢駅から東へ、西所沢駅入口交差点を右折して西武池袋線の踏切を渡る。直ぐに右折して旧江戸道を西へ進む。右手に不動堂、境内に稲荷神社がある。3本目を右折、西武狭山線踏切に至る小道を進む。踏切手前左手の祠に、文政11年(1828年)造立の三山百箇所供養塔がある。
不動堂:所沢市上新井1丁目
旧江戸道まで戻り、西へ進む。西武狭山線の踏切を越えると、Y字路に嘉永2年(1849年)造立の道標がある。正面に“坂東第一北野天満宮”“左に 従是 北野一七丁”“右に 三ヶ嶋 青梅道”と彫られている。
道標
普門院山門 普門院本堂 六地蔵
道標から右へ進むと、右手に天平宝字8年(764年)創建の上洗山・普門院[真言宗豊山派]がある。本尊は不動明王。旧江戸道は墓地に面している。参道は南側の463号線から延びている。武蔵野三十三観音11番札所 / 狭山三十三観音7番札所 / 多摩新四国八十八ヶ所72番札所になっている。山門の左手に文政4年(1821年)造立の六地蔵、山門を潜ると左手に“ぼけよけ地蔵”がある。
ぼけよけ地蔵
地蔵 千手観音 阿弥陀如来
観音 馬頭観音 大日如来と弘法大師
弁財天 聖徳太子 観音
山門前の石段左手から墓地方面へ、L字型に石仏が並ぶ。平成8年(1996年)造立の地蔵(子育地蔵) / 平成10年(1998年)造立の千手観音 / 享保14年(1729年)造立の阿弥陀如来(巡拝供養) / 観音 / 安永2年(1773年)造立の馬頭観音 / 昭和9年(1934年)造立の大日如来と弘法大師 / 宝暦2年(1752年)弁財天 / 宝暦2年(1752年)聖徳太子が並んでいる。大日如来と弘法大師 / 弁財天 / 聖徳太子は祠にはいっている。千手観音は、武蔵野三十三観音11番札所 / 狭山三十三観音7番札所。昭和9年(1934年)造立の大日如来と弘法大師は多摩新四国八十八ヶ所72番札所。駐車場にも観音がある。
普門院:所沢市上新井189
旧江戸道を進むと県道4号線と合流する。旧江戸道は大六天交差点を斜めに横切る様に通っていた。
大六天交差点から県道179号線を西へ進むと、すぐ右手に道知(みちとも)稲荷神社がある。
道知稲荷神社
道知稲荷神社:所沢市小手指元町1-881
石橋供養塔 安永6年造立の馬頭観音 慶応3年造立の馬頭観音
大六天石柱 上新井諏訪神社
大六天交差点まで戻り、国道463号線バイパスに平行する西側の小道を進む。5分ほどすると、国道463号線バイパスに合流する。向かい側の三角地帯に、馬頭観音が見える。旧江戸道は北野保育園南交差点を右折して北へ進む。すぐに十字路の北西側に寛政5年(1793年)造立の石橋供養塔と安永6年(1777年)造立の道標を兼ねた馬頭観音がある。“右川越道 左青梅三ヶ嶋道”と彫られている。左へ進むと坂を登り、旧青梅街道と合流して旧江戸道が終わる。直進して坂を登ると、すぐに旧青梅街道と交差する。北野保育園南交差点まで戻る。国道463号線バイパスを東へ3分ほど進むと、先程見えた慶応3年(1867年)造立の道標を兼ねた馬頭観音がある。“西 青梅 南 江戸 東 所澤道”と彫られている。馬頭観音の左側を進むと、すぐ左手に造立年不明の大六天石柱がある。大六天(第六天)は、古代インド神話上の魔王。他人の楽しみを自らのものとすることができるということから、信仰された。地名の由来になっている。十字路を直進すると、道は大きく南へ進路を変える。すぐ左手に上新井諏訪神社がある。十字路を左折して、国道463号線バイパスを左折して東へ進む。
上新井諏訪神社:所沢市上新井241
荒神前稲荷神社 道標 荒神脇稲荷神社
国道463号線バイパスの上新井交差点を過ぎると、左手に荒神(こうじん)前稲荷神社がある。上新井交差点に戻り、右折して北へ進む。すぐ左手に頑丈に補強された造立年不明の道標がある。正面に“向 所澤町ニ至る 約一粁” 左面に“向 右 所澤飯能間ノ縣道ヲ経テ富岡 左 山口村大字岩崎ヲ経テ貯水池ニ至”と彫られている。さらに北へ進むと、右手に荒神脇稲荷神社がある。
荒神前稲荷神社:所沢市上新井399-2
荒神脇稲荷神社:所沢市上新井379-1
荒神脇稲荷神社から来たへ進む。東川を渡り、すぐに右折して東川沿いに東へ進む。5分ほどすると橋のたもとの南西側に、寛政13年(1801年)造立の石橋供養塔がある。右折して南へ進むと、左手に稲荷神社がある。
石橋供養塔 稲荷神社
六所神社 六所神社拝殿 御嶽神社
不明の境内社 六所神社参道 石坂二ヶ所供養塔
石橋供養塔まで戻り、右折して東へ進む。すぐ左手に六所(ろくしょ)神社がある。六所宮と呼ばれていた府中の大國魂神社を勧請したもの。大己貴命 / 素盞嗚命 / 瓊々杵命 / 布田大神 / 伊弉冉命 / 大宮女大神 を祀る。拝殿左手に御嶽神社と不明の境内社がある。額があるが、この書体は読めない。石段の東側に天保4年(1833年)造立の石坂二ヶ所供養塔がある。南にある463号線から伸びる参道は、桜並木になっている。
参道を463号線バイパス方面に進むと、すぐ右手に平成21年(2009年)造立の普門院地蔵堂がある。以前六所神社の社務所があったところの裏になる。463号線バイパスを左折して東へ進む。すぐに西武池袋線を潜り、交差点を右折して南へ進むと西所沢駅に至る。
普門院地蔵堂
六所神社:所沢市上新井682