オリンパス C1400L
1997年10月に発売された総画素数141万画素(有効画素数131万画素)のオリンパス初のデジタル一眼レフレックスカメラである。業務用では驚くほど高価なデジタル一眼レフレックスカメラが存在していたが、購入可能な価格になった。レンズ交換はできないが、先端に装着できるテレコンバーター / ワイドコンバーター / マクロコンバーター が用意されていた。撮像素子が2/3インチと大きいため、A4サイズは問題なく伸ばすことができた。歴史に残るデジタル一眼レフレックスカメラだと思う。
ファインダー視野率は95%で、連続撮影はできない。4MBスマートメディアが同梱されていた。C1400L / C1000L / C1400XL に搭載されていた液晶は保護のガラス板がなく、指紋や汚れが付き易すかった。セロテープを押し付けると綺麗になる。
九州では地元新聞社の購入もあった。X接点がないため、外付けのストロボが接続できない。コンタックスTvs / T2用の「フラッシュアダプターSA-1」が使用できることを教えられる。ブラケットタイプで、内側にスレーブ用の受光部がある。C1400Lに若干斜めに取り付けると、本体のストロボ光に同調できる。コンタックスT2を持っていたこともあり早速購入するが、C1400L / C100L の説明以外で使用することはなかった。コンタックスT2は処分したが、「フラッシュアダプターSA-1」は2014年まで残していた。
画像は福岡市早良区百地
(ももち)にある福岡タワーで、販売促進用の作例として使用した1枚。高さは234mあり日本で1番高い海浜タワーで、展望室(有料施設)からは福岡市街地を一望することができる。
C1400L / C1000L
価格 128,000円
主な仕様
●撮像素子 総画素数141万画素(有効画素数131万画素)
2/3インチCCD
●記録媒体 スマートメディア2MB〜8MB *機能カード使用不可
*バージョンアップ(有料)で32MBまで可
●記録画質 SHQ / HQ / SQ モード
●レンズ 9.2〜28mmF2.8〜3.9
(35mm換算36〜110mm
●露出制御方式 プログラムオート
●シャッター 1/4秒〜1/10000
●絞り WIDE:F2.8 / 5.6 TELE:F3.9 / 7.8
●セルフタイマー 12秒
●リモコン
●ファインダー 一眼レフレックス光学ファインダー
●液晶モニター 1.8インチ61,000画素TFT
●電源 単3×4
●カレンダー電池 CR2025×1
●寸法 115mm(幅)×83mm(高さ)×130mm(厚さ)
●電池別重量 470g
オリンパス C1000L
1997年11月に発売された総画素数85万画素(有効画素数79万画素)のデジタル一眼レフレックスカメラである。撮像素子以外は、C1400Lと同じである。テレコンバーター / ワイドコンバーター / マクロコンバーター も使用できる。レンズもC1400Lと同じであるが、1/2インチCCDになるために35mm換算値は異なっている。
C1400Lで撮影することが多く、C1000Lの画像は極めて少ない。
画像は大分県竹田市岡城跡。瀧廉太郎が「荒城の月」の作曲にあたり構想した場所と云われている。桜の咲く春と紅葉の秋が素晴らしい。
C1400L / C1000L
価格 99,800円
主な仕様
●撮像素子 総画素数 85万画素(有効画素数 79万画素)
1/2インチCCD
●記録媒体 スマートメディア2MB〜8MB *機能カード使用不可
*バージョンアップ(有料)で32MBまで可
●記録画質 SHQ / HQ / SQ モード
●レンズ 9.2〜28mmF2.8〜3.9
(35mm換算50〜150mm
●露出制御方式 プログラムオート
●シャッター 1/4秒〜1/10000
●絞り WIDE:F2.8 / 5.6 TELE:F3.9 / 7.8
●セルフタイマー 12秒
●リモコン
●ファインダー 一眼レフレックス光学ファインダー
●液晶モニター 1.8インチ61,000画素TFT
●電源 単3×4
●カレンダー電池 CR2025×1
●寸法 115mm(幅)×83mm(高さ)×130mm(厚さ)
●電池別重量 470g
オリンパス C1400XL
1998年10月に発売された総画素数141万画素(有効画素数131万画素)のデジタル一眼レフレックスカメラである。C1400Lの後継機であり、主な仕様の追加は次の通りである。◇X接点が付き、外付けのストロボが接続できる。◇3,3コマ/秒で5枚の連続撮影ができる。◇1/3EV刻みで露出補正ができる。◇プリセットホワイトバランスが付き、6段階の設定ができる。◇ワンタッチで、無限大 / 2,5m / 0,4m のフォーカスが選択できる。
テレコンバーター / ワイドコンバーター / マクロコンバーター も使用できる。8MBスマートメディアが同梱となる。
画像は門司港レトロ地区にある旧門司税関建物の内部である。
C1400XL
価格 128,000円
主な仕様
●撮像素子 総画素数141万画素(有効画素数131万画素)
2/3インチCCD
●記録媒体 スマートメディア2MB〜32MB *機能カード使用不可
●記録画質 SHQ / HQ / SQ モード
●レンズ 9.2〜28mmF2.8〜3.9
(35mm換算36〜110mm
●露出制御方式 プログラムオート
●シャッター 1/4秒〜1/10000
●絞り WIDE:F2.8 / 5.6 TELE:F3.9 / 7.8
●セルフタイマー 12秒
●リモコン
●ファインダー 一眼レフレックス光学ファインダー
●液晶モニター 1.8インチ61,000画素TFT
●電源 単3×4
●カレンダー電池 CR2025×1
●寸法 115mm(幅)×83mm(高さ)×130mm(厚さ)
●電池別重量 470g
オリンパス C2500L
1999年9月に発売された総画素数250万画素(有効画素数240万画素)のデジタル一眼レフレックスカメラである。C1400XLの後継機であるが、外観・性能ともにより一眼レフカメラらしくなる。記録媒体は、スマートメディアとコンパクットフラッシュが使用できるダブルスロットになる。片方の残り枚数がなくなっても、交換する手間が省けた。相互に撮影してもファイルナンバーは撮影順になっており、初めて取り込んだ際に感心した。8MBスマートメディアが同梱されている。ホットシューが付き、外付けストロボが使用できる様になる。専用ストロボFL40が発売になる。画像処理エンジTruePicが搭載となり、画質が向上する。露出制御はプログラムオート / 絞り優先オート / マニュアル の切り替えができる。また、中央重点 / スポット測光 の切り替えもできる。プリセットホワイトバランスは3段階であるが、ワンタッチホワイトバランスができる。連写は1,3コマ/秒で、SHQ / HQ / SQで5枚の連続撮撮ができる。最短2cmまでのスーパーマクロモードがあり、リモコンも使える。C1400L用のテレコンバーター / ワイドコンバーター / マクロコンバーター も使用できる。
画像は高山の古い町並み。名古屋に勤務している頃は青春18きっぷで日帰りが可能で、10数回訪れている。
C2500L
価格 148,000円
主な仕様
●撮像素子 総画素数250万画素(有効画素数240万画素)
2/3インチCCD
●記録媒体 スマートメディア2MB〜128MB *機能カード使用不可
コンパクットフラッシュ320MB
●記録画質 TIFF / SHQ / HQ / SQ モード
●レンズ 9.2〜28mmF2.8〜3.9
(35mm換算36〜110mm
●露出制御方式 プログラムオート / 絞り優先オート / マニュアル
●シャッター 8秒〜1/10000
●絞り WIDE:F2.8 / 5.6 TELE:F3.9 / 7.8
●セルフタイマー 12秒
●リモコン RM-1(別売)
●ファインダー 一眼レフレックス光学ファインダー
●液晶モニター 1.8インチ122,000画素TFT
●電源 単3×4
●カレンダー電池 CR2025×1
●寸法 109.5mm(幅)×80.5mm(高さ)
×490mm(厚さ)
●電池別重量 470g
デジタルカメラ記録媒体ミニュチュアカード
初期のデジタルカメラの記憶媒体は、内蔵メモリー / ICカード / フロッピーディスク(FD) / コンパクトフラッシュ(CFカード) / スマートメディア(SM)であった。
1997年頃だったと思うが、世界の主だったメーカーでデジタルカメラの記録メディアを統一する基準が設けられている。ミニュチュアカードなるものになったが、採用したのは2社のみであった。1社はオリンパスで、ICレコーダーの1台に採用されている。
製品写真は、ミニュチュアカード2MBとPCカードアダプタCA1である。他に4MBと8MBが販売されていた。
デモ機の処分があった時に購入している。PCカードアダプタCA1はWin98までしか使用できない。我が家にはガラクタが多い。
メディアはある程度の大きさが欲しいと思う。コンパクトフラッシュとスマートメディアは交換する際に口にくわえることができる。現在主流となっているメディアは、小さすぎて接点をなめてしまう。